対象 2016年1月5日〜2026年7月5日 ・ 中央競馬35,021レース / 488,042出走

クラス・頭数|GIの単勝回収率が57.1%まで落ちる理由

クラスやグレードが変われば、レースの性格も市場の振る舞いも変わります。特にGIでの回収率の落ち込みは、競馬で最も分かりやすい「人気の歪み」のひとつです。

57.1%GIの単勝回収率
72.0%一般戦の単勝回収率
35.2%新馬の1番人気勝率
29.5%オープンの1番人気勝率

グレード別

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
一般359,499
7.1%
21.2%
72.0%
72.2%
特別101,915
7.6%
22.9%
76.1%
75.6%
リステッド6,445
7.4%
22.4%
71.2%
74.1%
GIII10,565
6.8%
20.4%
74.9%
76.5%
GII5,342
7.2%
21.6%
70.7%
69.9%
GI4,195
6.0%
18.1%
57.1%
64.9%
GIだけが落ちる。 一般戦72.0%、特別76.1%に対し、GIは57.1%。14.9ポイントの差です。

GIは注目度が高く、普段馬券を買わない層まで参加します。話題の馬・強い馬に票が集中し、オッズが実力以上に短くなる。結果として、GIを人気どおりに買う戦略は他のどのクラスより不利になります。

「大レースほど本命が信頼できる」という直感は、勝率では正しくても、値段まで含めると逆です。

クラス別

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
新馬41,057
7.5%
22.4%
76.9%
73.3%
未勝利177,975
6.9%
20.5%
70.6%
70.6%
1勝クラス137,723
7.4%
22.2%
72.2%
73.7%
2勝クラス63,754
7.5%
22.6%
74.5%
75.1%
3勝クラス29,349
7.2%
21.6%
81.5%
76.8%
オープン38,184
7.1%
21.2%
70.7%
73.9%

クラス別の1番人気

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
新馬3,068
35.2%
66.9%
81.4%
85.0%
未勝利12,143
34.7%
68.6%
77.9%
85.9%
1勝クラス10,175
32.0%
62.8%
79.0%
83.6%
2勝クラス4,785
33.6%
63.4%
81.6%
84.4%
3勝クラス2,104
29.9%
58.7%
79.1%
81.3%
オープン2,692
29.5%
59.0%
77.5%
80.7%

新馬・未勝利では1番人気が35.2〜34.7%勝つのに対し、オープンでは29.5%。能力差が大きい下級条件ほど、市場の読みは当たります。上のクラスほど拮抗し、読みにくくなるわけです。

頭数別

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
〜9頭25,632
12.3%
36.8%
73.9%
75.6%
10〜12頭75,360
9.0%
27.1%
74.9%
75.7%
13〜15頭144,760
7.1%
21.3%
71.9%
72.8%
16頭以上242,290
6.1%
18.4%
72.5%
71.8%

頭数が増えれば1頭あたりの勝率は当然下がります(12.3% → 6.1%)。注目すべきは回収率がほぼ一定であること。市場は頭数の効果を正しく処理しています。

重量種別(ハンデ・別定・馬齢・定量)

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
ハンデ29,708
7.0%
20.9%
82.3%
78.3%
別定19,170
7.5%
22.5%
69.5%
73.2%
馬齢245,364
7.1%
21.3%
71.8%
71.4%
定量193,800
7.3%
21.9%
72.9%
73.9%
ハンデ戦の単勝回収率が82.3%と最も高い。 ハンデ戦は能力に応じて斤量を調整し、意図的に着差を詰めるレースです。設計どおり結果が割れ、人気馬の優位が薄まる。

荒れやすいレースは配当も高いので、回収率が上がるとは限りません。それでも数字としては最上位に来ています。サンプルは29,708出走で、他の帯より少ない点には留意してください。

まとめ

データについて: JRA-VAN Data Lab. で提供される中央競馬のレースデータをもとに、当サイトが独自に集計したものです。他サイトの集計や予想を転載したものではありません。中止・取消・失格などで着順が確定しなかった出走は集計から除いています。

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