対象 2016年1月5日〜2026年7月5日 ・ 中央競馬35,021レース / 488,042出走

枠順・馬番|「内枠有利」は全体では0.6ポイントしかない

内枠が有利、という話は競馬でいちばんよく聞く経験則です。データはこれを支持するのか。まず全体を見てから、どこで効くのかを探します。

0.6pt枠による勝率の差(全体)
+1.6pt最も内枠有利(阪神芝)
-1.8pt最も外枠有利(阪神ダート)
8比較した枠

枠番別の成績(全体)

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠50,201
7.0%
21.0%
72.2%
71.6%
2枠54,065
6.9%
21.1%
75.5%
72.6%
3枠57,275
6.9%
21.1%
70.2%
73.5%
4枠59,838
7.1%
21.6%
67.4%
71.4%
5枠62,545
7.3%
21.7%
75.7%
73.9%
6枠64,591
7.4%
22.2%
75.1%
73.8%
7枠68,965
7.2%
21.7%
71.7%
73.5%
8枠70,562
7.5%
21.8%
74.0%
72.5%
ほぼ差がありません。 1枠7.0%、8枠7.5%。最大でも0.6ポイントです。

理由は単純で、全レースを混ぜてしまうと条件が打ち消し合うから。内枠が効くコースと効かないコースを足せば、平均は平らになります。「内枠有利」を語るなら、必ずどのコースの話かを添える必要があります。

芝とダートで分ける

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠24,541
7.6%
22.8%
76.0%
74.2%
2枠25,701
7.5%
22.5%
76.5%
74.1%
3枠27,093
7.4%
22.2%
67.9%
72.5%
4枠28,411
7.5%
22.6%
70.0%
72.5%
5枠29,788
7.4%
22.4%
74.3%
73.3%
6枠31,008
7.3%
22.0%
71.9%
71.2%
7枠34,772
7.3%
21.7%
72.1%
73.2%
8枠36,031
7.1%
21.1%
71.4%
70.6%

ダート

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠25,660
6.4%
19.2%
68.5%
69.2%
2枠28,364
6.4%
19.8%
74.6%
71.3%
3枠30,182
6.4%
20.1%
72.3%
74.5%
4枠31,427
6.8%
20.6%
65.0%
70.4%
5枠32,757
7.2%
21.2%
77.0%
74.4%
6枠33,583
7.5%
22.3%
78.1%
76.2%
7枠34,193
7.1%
21.7%
71.3%
73.9%
8枠34,531
7.9%
22.5%
76.7%
74.6%

コース別の内枠有利度

1〜3枠の勝率から6〜8枠の勝率を引いた値です。プラスなら内枠有利。

競馬場馬場出走1〜3枠6〜8枠
阪神22,7698.6%7.0%+1.6pt
中京17,1988.0%6.6%+1.4pt
福島13,5327.6%6.3%+1.2pt
中山23,3957.4%6.7%+0.7pt
函館8,4888.2%7.7%+0.5pt
東京27,7567.6%7.4%+0.2pt
中京ダート21,2037.1%7.0%+0.1pt
京都19,9547.6%7.7%-0.1pt
札幌8,6468.3%8.4%-0.2pt
函館ダート5,6068.4%8.6%-0.2pt
福島ダート10,5836.6%7.1%-0.5pt
小倉ダート10,5106.6%7.1%-0.5pt
小倉18,5876.6%7.2%-0.6pt
京都ダート23,8306.8%7.5%-0.7pt
札幌ダート5,9957.4%8.3%-0.8pt
東京ダート32,1606.0%7.2%-1.1pt
中山ダート32,5155.8%7.5%-1.7pt
新潟18,8215.8%7.6%-1.8pt
新潟ダート14,3856.1%7.9%-1.8pt
阪神ダート29,7266.2%7.9%-1.8pt
効くところでは効く。 最大は阪神の芝で+1.6ポイント。全体平均の0.6ポイントとは桁が違います。

一方で下位には外枠のほうが勝っているコースすらあります。「内枠有利」は普遍法則ではなく、コースの形状(最初のコーナーまでの距離、直線の長さ)が生む個別の性質です。

なお、この差も回収率で見ると縮みます。よく知られた傾向はオッズに織り込まれるからです。

頭数別

〜9頭

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠3,114
12.4%
37.2%
71.9%
70.2%
2枠3,117
12.1%
37.8%
71.8%
76.4%
3枠3,110
11.5%
36.0%
64.7%
68.9%
4枠3,111
13.4%
39.8%
69.9%
79.1%
5枠3,118
13.1%
37.4%
81.6%
74.5%
6枠3,061
12.0%
36.4%
73.9%
78.1%
7枠2,996
12.6%
35.8%
81.1%
76.6%
8枠4,005
11.4%
34.6%
75.6%
80.1%

16頭以上

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠29,589
6.1%
18.5%
76.6%
73.4%
2枠29,563
6.2%
18.2%
77.5%
70.2%
3枠29,557
6.0%
18.2%
71.8%
73.0%
4枠29,558
6.0%
18.4%
64.4%
69.5%
5枠29,560
6.3%
18.6%
74.3%
73.9%
6枠29,573
6.2%
18.7%
68.6%
70.4%
7枠32,168
6.1%
18.4%
73.4%
73.3%
8枠32,722
6.2%
18.2%
73.1%
70.8%

少頭数では枠の差はほぼ消えます。頭数が多いほど、外枠は物理的に長い距離を走らされるため不利が出やすくなります。

馬番別

区分出走勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番34,776
7.3%
21.9%
67.2%
71.1%
2番34,808
7.4%
22.8%
77.8%
74.2%
3番34,785
7.3%
22.0%
69.7%
71.1%
4番34,800
7.8%
23.3%
77.2%
74.5%
5番34,807
7.3%
22.3%
69.7%
71.7%
6番34,755
7.6%
23.0%
72.7%
76.0%
7番34,622
7.5%
22.4%
69.2%
72.5%
8番34,197
7.7%
22.8%
74.8%
73.7%
9番33,205
7.0%
21.3%
69.5%
71.4%
10番31,757
7.4%
21.9%
81.0%
76.5%
11番29,841
6.8%
20.1%
69.6%
70.0%
12番27,707
7.1%
21.0%
72.0%
74.1%
13番25,021
6.5%
19.3%
68.1%
69.7%
14番22,479
6.8%
19.9%
84.3%
76.6%
15番19,276
6.3%
18.7%
68.5%
72.3%
16番15,412
6.5%
19.2%
76.1%
72.5%
17番3,182
5.1%
15.0%
64.9%
61.7%
18番2,612
5.3%
15.9%
75.3%
69.3%

馬番でも大きな傾向は見えません。ただし最内(1番)の単勝回収率が67.2%と低いのは示唆的です。「内枠は有利」という通説のぶんだけ買われやすく、その通説が全体では成り立っていない、という構図が疑われます。

まとめ

データについて: JRA-VAN Data Lab. で提供される中央競馬のレースデータをもとに、当サイトが独自に集計したものです。他サイトの集計や予想を転載したものではありません。中止・取消・失格などで着順が確定しなかった出走は集計から除いています。

※ 本ページは情報提供を目的としたものであり、勝馬投票券の購入を勧誘するものではありません。的中や利益を保証するものでもありません。20歳未満の方は勝馬投票券を購入できません。