馬体重・斤量|体重は素直に効く、斤量は読み違えやすい
馬体重は2.7倍の差を生みます。一方で斤量は、数字をそのまま読むと必ず間違えます。両者の違いはどこにあるのか。
9.1%520kg〜の勝率
3.4%〜420kgの勝率
5.7pt馬体重による差
2.6pt斤量による差
馬体重別
| 区分 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 〜420kg | 22,385 | ||||
| 420〜440kg | 52,471 | ||||
| 440〜460kg | 97,536 | ||||
| 460〜480kg | 125,286 | ||||
| 480〜500kg | 104,179 | ||||
| 500〜520kg | 58,453 | ||||
| 520kg〜 | 27,732 |
きれいな単調増加です。 〜420kgで3.4%、520kg〜で9.1%。回収率も50.2% → 77.2%と上がっており、市場は体重差を完全には織り込んでいない可能性があります。
ただし小柄な馬は牝馬に多く、牝馬は牡馬より勝率が低い。性別との交絡が入っている点は差し引いて読む必要があります。
ただし小柄な馬は牝馬に多く、牝馬は牡馬より勝率が低い。性別との交絡が入っている点は差し引いて読む必要があります。
馬体重の増減別
| 区分 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| −12kg以上減 | 15,378 | ||||
| −11〜−6kg | 63,062 | ||||
| −5〜−1kg | 103,664 | ||||
| 増減なし | 67,910 | ||||
| +1〜+5kg | 99,372 | ||||
| +6〜+11kg | 64,460 | ||||
| +12kg以上増 | 25,369 |
大幅な減(−12kg以上減)が最も悪く4.8%。増減なし〜やや増の帯が最も成績が良くなります。「大きく減った馬は割引」は支持されます。一方で大幅増は思ったほど悪くなく、単勝回収率はむしろ高め(78.6%)。成長分の増加と太め残りが混ざっているためと考えられます。
斤量別
| 区分 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 〜52kg | 40,761 | ||||
| 53〜54kg | 141,780 | ||||
| 55〜56kg | 199,055 | ||||
| 57kg | 79,519 | ||||
| 57.5kg〜 | 26,927 |
この表を「軽い馬は弱い」と読んではいけません。 〜52kgの勝率が5.2%と最も低いのは、斤量が軽いから走らないのではなく、軽い斤量を背負う馬=2歳馬・牝馬・見習騎手騎乗の馬だからです。
斤量は年齢・性別・クラス・騎手の経験と密接に結びついており、単独の効果は取り出せません。ハンデ戦なら「強い馬ほど重い」ので、むしろ重い=強いという逆向きの関係すら生じます。
「斤量が1kg増えると◯馬身」といった換算は、この集計からは導けません。
斤量は年齢・性別・クラス・騎手の経験と密接に結びついており、単独の効果は取り出せません。ハンデ戦なら「強い馬ほど重い」ので、むしろ重い=強いという逆向きの関係すら生じます。
「斤量が1kg増えると◯馬身」といった換算は、この集計からは導けません。
性別・年齢別
牡馬
| 区分 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 45,225 | ||||
| 3歳 | 109,626 | ||||
| 4歳 | 47,487 | ||||
| 5歳 | 31,751 | ||||
| 6歳 | 17,420 | ||||
| 7歳以上 | 11,384 |
牝馬
| 区分 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 37,371 | ||||
| 3歳 | 97,905 | ||||
| 4歳 | 36,404 | ||||
| 5歳 | 22,933 | ||||
| 6歳 | 7,531 | ||||
| 7歳以上 | 1,834 |
セン馬
| 区分 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 527 | ||||
| 3歳 | 4,497 | ||||
| 4歳 | 4,818 | ||||
| 5歳 | 4,950 | ||||
| 6歳 | 3,480 | ||||
| 7歳以上 | 2,899 |
牡馬は4歳がピーク、そこから明確に下降します。7歳以上の勝率は2.2%まで落ちます。年齢による衰えは、競馬のデータで最もはっきり見える現象のひとつです。
まとめ
- 馬体重は〜420kg3.4% → 520kg〜9.1%と単調に効く(性別と一部交絡)
- 大幅減(−12kg以上減)は4.8%と明確に悪い。大幅増はさほど悪くない
- 斤量の数字は交絡だらけ。単独の効果としては読めない
- 牡馬は4歳がピーク、7歳以上は2.2%
データについて: JRA-VAN Data Lab. で提供される中央競馬のレースデータをもとに、当サイトが独自に集計したものです。他サイトの集計や予想を転載したものではありません。中止・取消・失格などで着順が確定しなかった出走は集計から除いています。